「原始人食」が病気を治す 2
前回の抜粋の続きです。
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・ビタミンAが不足するとドライアイになり、最悪の場合、失明する危険性がある。
・現代食は、穀物中心の食事になっているため、野菜・果物・内臓肉などが
隅に追いやられてしまっています。この結果、ビタミンA不足という事態を
招いています。
・2~3歳までの幼児は、腸粘膜がじゅうぶんに発達しておらず、誰もが
リーキーガットの状態です。ですから、そうしたお子さんに離乳食として
色々な食物を与えると、それが腸管壁から大きい食物分子のまま吸収され、
その食物分子が異物として認識されれば、アレルギー反応が起こるのです。
離乳食として、リンゴやエビなどのすりおろしを小さいお子さんに与えることが
ありますが、これも考え直した方がよい習慣です。早いうちに離乳食に移行する
よりも、できる限り長く母乳を与えた方がよいのです。
・リーキーガットが起こると、内臓脂肪が増え、ウエストが実際に太くなる。
・リーキーガットを引き起こすものとしては、非常にたくさんのものが
考えられています。
・非ステロイド系消炎鎮痛剤
・経口避妊薬
・長期間の点滴(絶食)
・外傷、火傷などのストレス
・糖類
・ぬか
・アルコール
・グルテン
・レクチン
・サポニン/グルコアルカロイド
・カプサイシン
・タンニン
・牛乳
などなど
・3歳までに牛乳や乳製品を摂取すると糖尿病(Ⅰ型)になる危険性が高い
――子どもを守るためにも、幼少時から牛乳を与えないことが必要
・4ヶ月以上母乳で育った子どもは、それ以外の子どもよりもアレルギー関連
の病気になることが少ない。
――また、便秘、毒性化学物質の摂取などは、すべて腸内細菌に影響を
与えるので、留意しなければならない。
腸内細菌を健全に保つことで、慢性炎症に関する病気の予防、及び寿命を
延長させる。
・ポリアミンとは、――すべての生物の細胞に普遍的に存在する物質ですが、
納豆などの発酵食品やシイタケなどに豊富に含まれています。
――老化の原因となる慢性炎症を抑えられ、寿命が長くなる。
・原始人食では、加工肉、乳製品などはなるべく摂取すべきではないとするが、
これは加工肉、乳製品などからの脂質・たんぱく質の摂取こそが、動脈硬化を
促進すると考えられるためです。
・乳児疝痛というのは、健康な赤ちゃんが1週間に3日以上、1日に3時間以上
激しく泣き続ける現象――この原因は、牛乳のホエイ(乳清)にある。
乳児疝痛を起こす乳幼児に牛乳を含まない食事を与えると、9割が治る。
また、牛乳を飲む妊婦が授乳した子どもにも乳児疝痛が起こる。
・ココナッツオイルは、加熱料理に一番よいオイル。――入手しやすさから
考えると、現実的には調理で使用するオイルは、オリーブオイルになるでしょう。
・同じエネルギーの食事で比較すると、高たんぱくの食事は、炭水化物の
食事より24時間で12%も多くエネルギーを消費したという報告もあります。
一方、加工食品のサーミットイフェクトはかなり低めです。自然食品の
50%も低いとされている。つまり、加工食品を摂れば摂るほど、消費される
エネルギーもへりにくくなり、やせにくくなる。
・同じ1つの食品でも、その調理法によって、含まれるAGEの量が違う。
「焼く」「揚げる」といった食品に高熱をかける調理よりも、なるべく
熱をかけない調理法「生」「蒸す」「煮る」といった調理法の方が、食品中の
AGEが産生されない。
――このAGEは、別名「老化物質」とも呼ばれている。
・私たちの皮膚は、年を取ると弾力を失い、しわがふえ、茶色くなっていきます。
これも、皮膚のコラーゲン(たんぱく質)に糖化が起こり、AGEが蓄積する
ことによって起こる現象。
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一応、以上なんですが、
玄米菜食、つまり菜食主義では、栄養がたりないらしく、
特に、ビタミンB12とB6が、欠乏するそうです。
それで、結局、年がかさむにつれて、リスクがでてきて
病気になりやすいそうなんですが・・・
食品の栄養素含有量を調べてみると、
・ビタミンB12
・ビタミンB6
焼きのりや、きなこ、大豆でも充分、おぎなえる数値です。
やっぱり、別に、無理して、栄養がたりないからと、
ベジタリアンをやめて、赤みの肉、魚、卵を、
食べなきゃいけないってこともないでしょうね。